2023.10.2

【過去の取組実績】相差地区で泊食分離と2次交通の実証実験実施

相差DMO 事業活動

一般社団法人 相差海女文化運営協議会 相差未来委員会 (相差DMO OMI) 2020三重県プロジェクトとして、コロナ禍の2020年9月~2021年3月の期間実施しました。

テーマ 相差地区で泊食分離を推進

相差の現状
相差地域には家族経営の宿を中心に約50件の宿泊施設がありますが、漁師と海女のまちとして古来から魚介類が豊富に水揚げされることからリーズナブルに新鮮な魚介類がたくさん食べれる1泊2食付きの宿泊プランが人気かつ主力商品になっています。
近年、漁師・海女の高齢化、人口減少等により、食材原価率の悪化、清掃・調理・運転手等人材不足の課題が顕在化しています。これらの地域全体の課題を解決していくため、泊食分離を推進する取り組みを三重県の事業として、地域経済活性化支援機構(REVIC)の支援を受け、鳥羽商工会議所が運営支援する相差DMO(一般社団法人相差海女文化運営協議会)の下部組織であるOMIが実施主体となり、実証実験を実施。

地域課題解決実証実験テーマ
①セントラルダイニング

泊食分離を推進していくための夕食提供施設としてセントラルダイニングを整備し、宿泊施設が1泊朝食プラン等夕食なしのプランが売りやすいよう支援。また、食が強みの宿泊施設は、宿泊は別の宿で、夕食のみを提供するプランの販売を推進する計画。

セントラルダイニングのメニュー(※現在は営業しておりません)

②二次交通対策
二次交通対策として、現状各宿に1台以上マイクロバス等を所有し、鳥羽駅からお客様を送迎していますが、各宿のお客様を共同のバスで共同運行することにより効率化させ、労働力の削減、生産性の向上を図ります。また、宿とダイニング、飲食施設を結ぶ町内の循環バスもデマンドシステム等を取り入れ、夜のまちの賑わいを推進。実証実験実施時の案内はこちら

③DX (デジタルトランスフォーメーション)
宿泊と既存の飲食店での夕食、食事提供の宿、セントラルダイニングの予約マッチングも含めDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入し、他地域の先進成功モデルとなるよう実証実験を実施後、事業化し、近年ニーズの高い泊食分離の旅行スタイルに対応していく地域を目指しす計画。

サステナブル・スマートシティ・パートナー・プログラムSustainable Smart City Partner Program

に取組を取材していただきました。記事はこちら

日本経済新聞様にも取材していただきました。記事はこちら

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