2026.4.17
「鳥羽スーププロジェクト」始動します

地域の未利用資源を観光コンテンツへ
鳥羽商工会議所観光部会では、地域の持続可能性を高める新たな観光コンテンツとして
「鳥羽スーププロジェクト」を開始しました 。
本プロジェクトは、魚の加工過程で廃棄される「アラ(頭・骨)」を美味しい出汁として活用し、
地域の伝統的な養生食文化を現代風に再構成する取り組みです 。
1. プロジェクトの背景とコンセプト
本プロジェクトは、食事ニーズの多様化への対応と、漁業における未利用資源の利活用という
2つの課題解決を起点に始まりました 。
コンセプト: この地方に伝わる食文化「医者ごろし(煮魚の残りに湯を注いで飲み干す習慣)」を現代のウェルネス・サステナブルな形に再定義しました 。

基本定義: 魚のアラや骨など、これまで十分に活用されていなかった資源を「出汁」として活用することを核としています。

2. これまでの主な取り組み
・「鳥羽料理研究三重三料会」協力による試飲会の実施
鳥羽の宿泊施設、観光施設、漁協などにご参加いただき、「魚から取った出汁でどんなスープができるのか」を確かめるべく、試飲会を実施しました。試飲会では魚の出汁をベースにした3種類のスープを飲み比べ、魚の出汁の可能性を再確認しました。

・古田菜穂子さん(地域アドバイザー)による講演会の実施
当事業の本質でもある「サステナブルな観光地づくり」を学ぶべく、観光事業者に向けたセミナーを実施しました。
セミナーでは、古田さんが地域づくりにおいて全国で活躍された経験から、世界のサステナブルツーリズムの潮流とその需要を取り込む重要性についてお話しいただきました。
・キックオフイベントの開催
2026年3月25日、鳥羽マリンターミナルにてキックオフイベントを開催しました 。市長をはじめ、大学、漁協、観光関係者など23名が参加し、コンセプトの発表と試食・意見交換が行われました。

• 評価: 薬膳・栄養面での取り組みの意義や、骨がなく子供でも食べやすい利便性が高く評価されました。
• 展望: 宿泊施設の夜食やアクティビティ後の水分補給、パウチ販売など、今後の展開に向けた多彩なアイデアが共有されました。
当日はプロのカメラマンさんにも撮影もお願いし、
写真撮影およびプロモーション動画を作成していただきました。
https://www.facebook.com/share/r/1CqpW2tGH1/
3. 今後の展望
・4月より市内3宿泊施設で実証実験をスタート
「鳥羽スープ」の有効性を検証するため、4月中旬より以下の協力旅館にて期間限定の試験提供を実施いたします。
・扇芳閣 4/18〜
朝食にて提供(タイ茶漬けの出汁orスープ)
・鳥羽ビューホテル 4/20〜
朝食にて提供(タイ茶漬けの出汁orスープ)
・鳥羽シーサイドホテル 4/20〜
夕食ディナーバイキングにて提供
・商品販売とイベントを通じた収益化
実証実験でのフィードバックを反映させ、スープベース(OEM製造)の販売や、一般観光客向けのイベント実施など、参画事業者の収益につながる仕組みづくりを検討しています 。
4. 参画事業者を募集します
本プロジェクトでは、一緒に鳥羽の新しい食文化を創り上げる事業者を募集します 。
• 対象: 旅館・ホテル、飲食店、加工業者、漁協関係者など
• 3つの共通ルール:
1. 魚のアラ等を活用した出汁であること
2. 「捨てずに使う」工程を明示すること
3. 温かく胃に負担が少ない設計であること
参画に際して、参加費や販売義務はありません 。地域の資源を価値に変え、観光客の満足度向上に繋げませんか?
自社でのメニュー導入や、プロジェクトへの参画にご興味のある会員様は、ぜひ事務局までお問い合わせください。
担当: 鳥羽商工会議所 観光部会

